福島県沿岸部「浜通り」。
2011年の東日本大震災と原発事故により甚大な被害を受けたこの地域では、試行錯誤を重ねながらも、新しい暮らしや働き方が少しずつ形になってきました。
いまでは、若い起業家やまちづくりの担い手、スタートアップ企業などが集まり、地域に新たな事業と暮らしを生み出す動きが加速しています。
そんな浜通りで、震災直後から復興の先頭に立ち、起業や継業を通して、まちの未来を切り拓いてきた人たちがいます。
今回は、その中でも第一線で挑戦を続けてきた3人の実践者の方を福島から東京に迎え、 彼らが描く「浜通りのこれから」と、地域と関わる多様な選択肢について、参加者の皆さんとともに考えるトーク&ワークショップイベントを開催します。
「福島の震災復興のリアルを知りたい」
「福島で自分にもできることがあるかな?」
「福島に住んでみたい。今の仕事や暮らしはどうなっているの?」
そんな気持ちを抱くあなたにこそ、参加してほしいイベントです。
現場を走り続ける地域の実践者のリアルな声に触れながら、福島県浜通りの“今”と“これから”を、一緒に見つめてみませんか?

実践者によるトークセッション
地域の復興とまちづくりをリードしてきた実践者達から、これまでの歩みと、これからについてお話しいただきます。

仕事×未来×まちを考える
ワークショップ
ゲストも交えた対話型ワークショップを通じて、自分の将来の働き方や浜通り地域との関わりを考えます。

復興スイーツのお土産つき
震災後、浜通りで生まれたスイーツをお土産としてご用意。地域の魅力をぜひご自宅でも味わってみてください。
こんな人におすすめ
- 自分のキャリアについて広く考えてみたい方
- 地方で挑戦する人から刺激を受けたい方
- 福島県浜通りでの起業・就職を検討している方
- 復興や福島県浜通りについて知りたい、関わりを持ちたい方
イベント内容
- 開催日時:2025年8月1日(金)18:30〜20:30
- 開催場所:ふるさと回帰支援センター セミナールームC・D
(東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8階)
※冒頭・トークセッションのみオンライン配信あり - タイムテーブル:
18:30〜 浜通り地域の紹介
18:45〜 地域の実践者によるトークセッション
19:30〜 ゲストとともに浜通りの未来を考えるワークショップ
20:15〜 移住支援制度や今後の現地訪問プログラムの案内 - 費用:参加費無料
※会場までの交通費は各自ご負担いただきます。 - 定員:15名
登壇ゲスト
地域に根を張る、100年先を見据えた事業づくり

- 遠藤 秀文(えんどう しゅうぶん)
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株式会社ふたば 代表取締役社長 (建設コンサルタント業)
株式会社ふたばラレス 代表取締役 (とみおかワイナリー運営)その他、一般社団法人とみおかワインドメーヌ代表理事、富岡町観光協会副会長、富岡町商工会理事等
東北土地改良理事、福島イノベ倶楽部理事、福島再生塾副塾頭、早稲田大学招聘研究員
#ゼロからの地域再生 #地域資源づくりくわしいプロフィール
1971 年に福島県双葉郡富岡町に生まれる。大学卒業後に大手建設コンサルタントに入社し、アフリカ、中東、東南アジア、大洋州、中米など約30 カ国でODA の開発事業に従事。2008 年8 月に家業である双葉測量設計(株)の専取締役に就任し富岡町に帰郷。東日本大震災の1 ヵ月後に富岡町の本社機能を郡山市に移し、事業再開。2013 年12 月に社名を株式会社ふたばに変更し、代表取締役社長に就任。福島県内の復興・再生および主に島嶼国の防災計画、環境保全、文化財・遺跡保全などに携っている。2017 年8 月28 日に富岡町に新本社社屋、郡山市に新支社屋を開所。2019 年にふくしま産業賞知事賞受賞。その他、各種賞を受賞。2025 年からは、民間企業では世界発となる、「ぺルー国マチュピチュ遺跡の保全調査事業」がスタートし、その事業の指揮を自ら執る。
一方で、地域再生、まちづくりの一環で2016 年4 月より、富岡町でワイン用ブドウの試験栽培を開始。2019年に初めてのワインが完成し、2025 年4 月にとみおかワイナリーをオープン。日本で最も駅そして海に近いワイナリーを目指している。今春には約3,500 本の苗木を定植し、震災前の富岡町の人口と同じ16,000 本のブドウの木の定植を達成した。
保有資格は、技術士(建設部門):PE_JP、APEC エンジニア、測量士、潜水士の他土木関連資格。
100の課題から100の事業を生み出す『ビジネスづくり』のレジェンド

- 和田 智行(わだ ともゆき)
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OWB株式会社 代表取締役
#複数事業立ち上げ #地域の拠点づくり #起業家支援くわしいプロフィール
南相馬市小高区出身。大学入学を機に上京し、ITベンチャーに就職。その後、20代で東京にてIT企業を創業し、地元にUターンしてリモートワークを開始。
2011年、東日本大震災による原発事故で自宅が避難区域となり、会津若松市に避難。その後、立ち入りが許可された初期の段階から小高区に通い始め、2014年5月、避難区域初のシェアオフィス「小高ワーカーズベース」を開設した。以降、地域の復興フェーズに応じて、食堂や仮設スーパー、女性の働く場としてのハンドメイドガラス工房など、複数の事業を立ち上げる。さらに、2017年からは起業家誘致・育成事業にも着手し、これまでに自社の事業と創業支援により30件の事業を創出している。OWB株式会社の取り組みは、テレビ番組「ガイアの夜明け」で紹介されたほか、ICC KYOTO 2022「ソーシャルグッド・カタパルト」優勝をはじめ、多数のソーシャルコンテストで受賞している。
人と人、人とまちをつなぐ、デザイン・場づくりの実践者

- 西山 里佳(にしやま りか)
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marutt株式会社 代表取締役
クリエイティブディレクター グラフィックデザイナー
#グラフィックデザイン #場づくりくわしいプロフィール
福島県富岡町出身。高校卒業後に上京し、専門学校でグラフィックデザインを学んだのち、音楽・アパレル・出版業界での制作に従事。2017年にフリーランスとして独立し、翌2018年には起業型地域おこし協力隊「Next Commons Lab南相馬」のコーディネーターとして南相馬市に移住。
2020年にmarutt株式会社を設立し、南相馬市小高区にデザイン事務所兼クリエイティブスペース「粒粒(つぶつぶ)」を開設。浜通り地域を中心に、地域企業や団体と連携したブランディングや広報物の制作、イベント企画などを手がけている。また「Craft your Life」をテーマに、マルシェイベント「小高つながる市」を年に2回開催。ものづくり産業の面白さを伝えるオープンファクトリーツアーや、ソトコト関係人口講座「ふくしま未来創造アカデミー」のメンターなど、地域内外の人が交わり、表現・交流できるコミュニティ型イベントの場づくりにも取り組んでいる。2025年3月に京都芸術大学大学院 学際デザイン領域 修了。
主催:福島県相双地方振興局
共催:認定NPO法人ふるさと回帰支援センター
(東京オフィス2025年 第289回ふるさと暮らしセミナー)
運営:MYSH株式会社
問い合わせ先:contact@mysh.co.jp
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