フランス、コロナ下で”ママ”コミュニティが活きる<まいしゅうマイッシュ>

フランス駐在中の廣渡です。
今回はロックダウン中のフランスにおける、中国人コミュニティの強さについてご紹介いたします。ロックダウンとはいえ、もちろんスーパーや薬局など生活必需品は証明書を手に買いに行くことはできるが、フランスは普段からマスクを使うような日本ほど衛生レベルが高くないので、不安も多いです。 そこで私たちが活用しているのは、デリバリーサービスです。

は??

何をそんな当たり前のことを…と思うでしょうが、もちろん、Uxxx Eatsや某A社の話をするわけではないです。私たちの住んでいる地域には、異なる形態の仕組みがあります。 フランスには特定の地域に中国人の ”ママグループ” なるものが存在します。 日本で ”ママグループ” と聞くと、ちょっとゾッとするのだが(あくまで主観です)、 これはその類ではないです。この ”ママグループ” は、WeChat(日本で言うLINE)を活用したコミュニティで、もちろん中国語で対話が行われるわけですが(中国語に堪能な妻に感謝)、このコミュニティには何百もの人が参加し、生活に必要な様々な情報交換が行われます。 例えば、

「子供が病気になった、どう対処をすべきか」
「今日はストライキで電車が動いてないよ」
「フランス政府が○○を発表したよ」

とか… ちなみに私たちは、このグループの恩恵を受け今の家を借りることができました(笑)。 デリバリーサービスの話に戻りますが、 大手スーパーや普段から通販の対応をしている店であれば、 オンラインのオーダーシステムが導入されていますが地域の小さなスーパーでは到底対応できないです。 また、オンラインオーダーシステムが整っているスーパーは、コロナ下で人気が高まり、数週間先までオーダーできない、といった問題もあります。そこで、この ”ママグループ” の中で「△△のスーパーがデリバリー対応してるよ」と紹介し、そのスーパーは、自身のアカウントのタイムラインで商品の入荷情報を展開、直接顧客とWeChat経由でオーダーを受け、まとめて同地域に配達を実施してくれます。大したシステムがなくても、需要と供給が地域の中で完結し成り立っています。WeChatには、この他にも目的ごとにグループが存在しています。

  • Paris郊外(南側)の食料品やレストラン情報
  • 野菜を買いたい人
  • 果物を買いたい人

などなど。これらのグループでは、参加者が 「□□の店にデリバリーをオーダーするけど、他に欲しいものある人いない?」 と声掛けし、賛同する人たちで送料を分担したり、店の人が 「●月●日にこのエリアに行くけど、オーダーする人いませんか?」 と声をかけてまとめて受注を受けたり… オンラインご近所付き合い、とでも言うのか、それでいてメンバーの目的は明確で、それぞれの目的ベースで助け合い、 コミュニケーションを取っているので嫌らしい気遣いもないです。 ある意味、ものすごく洗練され、シンプルな地域モデルなのかもしれないと思いました。早く元通りに、と淡い期待を持っている方も多いかもしれないが、現状を考えると、コロナウイルスとは長く、そしてうまく、付き合っていく必要があると思っています。

このような危機下で、人と人とが助け合い、分け合うコミュニティというものの重要さを感じることができました。(廣渡)

(Visited 70 times, 1 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です